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住宅投資あるいは住宅ローン

「経済における住宅そして住宅ローンの位置付けが、日米両国で大きく違う」という(朝日新聞2008年4月3日朝刊のコラム「経済気象台」)。コラムの筆者は、昨年末の日本の住宅ローン残高について、経済規模を考慮しても、米国と比べては2分の1以下の残高水準となっている――「日本に比べ米国は2倍以上」――と分析している。「公共投資から住宅投資へ」という主張は理解できるが、経済成長を可能にするためには住宅ローン残高が拡大することが望ましいという論理にはすこし納得できない。コラムの筆者も「もちろん、米国のような行き過ぎは避けなければならないが」と最後に付け加えているが、そもそも住宅ローンを組むということ自体は、個人にとってはどれだけ幸運なことだろうか。

経済気象台 ←これはインターネット版へのリンク


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純粋理論あるいはエレガントさこだわらることの不毛

「なぜ金持ちは死ぬ前に全財産を使い果たさないのか、あるいはもっと単純に、なぜ若者は老人に手をさしのべるのか、あるいはそうでないか。経済学者たちを非常にまごつかせるこうした問題のいくつかは、純粋理論の希薄化した空気から離れるや否や、解決の糸口が見つかるかもしれない。」
 ブルデュー(山田鋭夫・渡辺純子訳)『住宅市場の社会経済学』(藤原書店、2006年)の27頁より引用

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