KNOPPIXというリナックス
KNOPPIX 3.6 日本語版(独立行政法人産業技術総合研究所)を使ってみた。本来「ワンCD Linux」なのでCDだけでもよいが、CDで起動させて、ハードディスクにコピーしておいたプログラム(KNOPPIXという名のディレクトリ)や設定を読み込ませることにしている。その方が、当然のことながら、動きが早く、音も静かである。
knoppix fromhd myconfig=/mnt/hdb5 home=/dev/hdb5
と最初に入力している。「fromhd」が、「ハードディスクからプログラムを読み込む」という意味である。「myconfig」と「home」のあとは、具体的に指定しないで「=scan」を続けて入力するだけでもよい。
鎌滝雅久・柘植昭秀『今すぐ使えるLinux KNOPPIXコンプリートガイド』(毎日コミュニケーションズ、2004年7月)には、付録のDVDにプログラム(KNOPPIX 3.2版等)が収められている。
『Linux magazine』(アスキー、2004年12月号)には、解説記事とKNOPPIX 3.6 日本語版のCD。このリナックスの専門雑誌には、目次のすぐ次にマイクロソフトが2ページ分の広告を載せていて、リナックスを導入しても「システム保有コスト」は低くならないという記事が、その広告のなかで取り上げられている。このような広告が載るということは、リナックスの普及が、マイクロソフトのウィンドウズを駆逐する可能性を示しているのだろうか。それとも、このように言うことは、希望的観測ということになるだろうか。
○KNOPPIX - PukiWiki←上記書籍のサポートページあり。
○Was ist KNOPPIX?←ドイツ語で書かれてある。開発者のKlaus Knopper氏のウェブページ。
○Linux関連リンク集(Daily ASCII Linux )