March 19, 2006
書き込みをしなかったことのいいわけ
12月から2月までこのBLOGに何も書き込むことができなかった。理由は、いろいろとショックなことがあったり、仕事が忙しくて余裕がなかったからである。
ショックだったことの1つは、大学の職場環境が来年度から根本的に変わりそうなことである。いかなる厳しい状況――大学の「淘汰」が起こることなど――であれ、社員全員を5年間の任期付き雇用にしようとする民間会社はどこにあるだろうか。大学という職場を制度上普通の民間会社よりもリスキーなものと、自分より若い世代がとらえざるを得なくなることが心配である。彼らが帰属意識や忠誠心を失うかどうかは予測が付かないが、それらを高めてきた「日本的システム」(定年までの長期雇用など)をすべて捨ててしまう方向にもしも向かうとしたら、「労働者はコストではなく資産である」と主張した、最近95歳で亡くなった経営学者P.F.ドラッカーの言うように誤りであり、厳しい状況に組織が全員の士気を高めて対処するためにはかえってマイナスではないだろうか。
また、手がしびれたり、肩が痛いので整形外科に行ったら首の骨が変形しているといわれたこともショックであった。今でも、疲れると肩や首は痛くなる。しびれることの方はあまり意識しない程度になっている。普通の老化現象の一種だと勝手に解釈して自分を納得させている。
仕事の方がどのように忙しかったかは、詳しく書かないことにする――もっと忙しい人はたくさんいるだろうから。学生と取り組んだ社会調査実習の報告書を3月17日に完成させることができてほっとしている。教育効果を高めるために導入した「ティーム・ティーチング」の初めての経験であった。報告書の巻末の「集計結果表」などを作成するために久しぶりに統計パッケージSPSSのオプション「TABLES」を使った。この2週間ほど、SPSS、LaTeX、ワード・ビューワー、一太郎、Acrobatなどのソフトウェアのお世話になった。