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April 30, 2023

「自分が体験した感動や悲しみを伝えていく」

少し前に本間龍さんの本を読んだ。
本間龍『転落の記:私が起こした詐欺事件、その罪と罰』(飛鳥新社、2012年1月)である。
その中に次のように書いてあって、これは、本間龍さんだけのことではなく誰にでも当てはまることではないかと思った。

私がこの目で見たものは、私にしか表現できない。だから出来うるなら、私は自分が体験した感動や悲しみを伝えていく仕事をしたいと考え、本を書くことを目標に再び歩み出した。 (247ページ)

誰でも本を書くことができるというわけではないが、「自分が体験した感動や悲しみを伝えていく」ということは、誰でもそれぞれのやり方でやっていくべきなのだろうと思った。

刑務所に収容されたりすることは、誰でも経験できることではないが、「極限状況」に近いことを経験することはあるだろう。少なくとも、主観的には。

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April 29, 2023

写真を撮りたくなる風景

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April 28, 2023

クレマチス

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April 27, 2023

百円ショップで直定規と分度器を買った。

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何となく楽しそうなので。

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2個のサトイモをプランターに植えた。

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April 26, 2023

「田園都市国家」という発想について

本屋で4月24日に買った本(本体価格900円)についてnoteに書いた。

田園都市が非常事態にどう向き合うかを取りあげた佐藤光『よみがえる田園都市国家』(筑摩書房)を批評する。


「はじめに」を読んでみて、さまざまな興味深いテーマを扱っているが、それぞれについての著者独自の主張は断片的なものにならざるを得ないであろうという予感がした。「国家論」というのは、もう少し焦点を絞って論じられるべきなのではないかと思う。「都市計画」についても。

しかし、著者は、第3章「柳田国男の田園都市国家」の中で、「『国家構想』『国家ビジョン』という点ではハワードのそれは・・・・・・たかだか都市論の域を出ず」(151ページ)と書いているように、国家論(あるいは国家ビジョン)と都市論(あるいは都市計画)とを何としても結びつけなければならないという立場のようなので、ハワードの田園都市論も、それに対するジェイコブスの批判も、それだけを議論するのは意味がないということのようだ。

この本の副題は「大平正芳、E・ハワード、柳田国男の構想」となっている。なぜこの順序なのかと思っていたのだが、著者は、総合安全保障の枠組みを重視した「21世紀の田園都市国家構想」というものを描こうとし、その議論の素材として「大平正芳の田園都市国家」を位置づけ、その理論的背景にE・ハワードや柳田国男を想定したのであろう。ただし、E・ハワードの田園都市論は前述のごとく「たかだか都市論の域をでず」と評価されている。

本書には、さまざまな社会的課題についての興味深い分析や提言が含まれているが、それらは必ずしも詳細に述べられているわけではない。「大平構想を柳田の目から見たらどう見えるか」という表現が使われているように、本書の主題は、「自然、家庭、地方の復権を目指した自由主義的分権国家の構想」として、大平構想と「柳田構想」とが「類縁関係」にあるという思想史的考察なのであろう(151ページ)。

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April 22, 2023

大きな欅の木3本を伐採して桜の木を植えること

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市が公園に桜の木を植えるようです。植える場合の桜の木はどの程度の高さでしょうか。」という長いタイトルでnoteに記事を書いた。何故そんな記事を書いたのかこっそり説明してみたい。

近所にいわゆる近隣公園がある。そこに桜を植えたいという人がいたようである。おそらく1人だけではない。しかし、桜がものすごく好きな人もいれば、それほどでもない人もいるであろう。桜が好きという人の中でも、最もポピュラーなソメイヨシノが好きな人もいれば、ソメイヨシノはクローンだから別のサクラの種類がよいという人もいるようだ。桜はそれほど好きではなく、それを植える場所を確保するために3本の大きな欅の木を伐採するのには反対だという人もいる。これは私のことである。大きくなっている欅の木は残して、桜の苗を空いている場所に植えて育てていけばいいという考えの人もあるかもしれない。

草の根民主主義というのはなかなか機能しない面がある。また、公園は町内会のものではないから、市の担当課の専門的見解や方針に従うしかないという側面がある。伝え聞くところによると、桜の植樹や管理は他の木よりも手間がかかるらしい。それを「公園愛護会」(町内会の組織)がおこなう必要はないらしい。それにもかかわらず市の担当課が桜の木を植える方針を明らかにしたということは、そうすることについての町内からの要望が強力であったということだろうか。

町内会の総会が4月1日にあったが、3本の大きなケヤキさんのことを考えた意見を言えなかったことが残念である。


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https://note.com/mbrmghm/n/n890014bce267

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「AIで分析」というのは問題がある。

候補者の演説の分析について書いた。

「AIで分析」というが、分析のプログラムを作成したのはAIではない。分析のためのデータを集めたのもAIではない。だから、「御託宣」(ごたくせん)のように取りあげるべきではない。

というように書き出した。

このような「AIで分析」は、論点や争点を曖昧なまま示しているので、事実として報道することには問題がある。

「イメージ戦略」の片棒をかついでいるだけではないか。


と結論づけた。

これと同じようなものなのだろうか。文の中にないと意味をなさない単語が羅列されているという印象がある。
https://flourish.studio/examples/

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自転車用ヘルメットの着用とオッズ比

自転車用ヘルメットの着用は死亡事故を減らせるか?」、「オッズ比と相対リスクの使い分けについて」という2本の記事をnoteに書いた。

前者の結論のようなものは以下の通り。

個人としては、ヘルメットを着用して、スピードを出さないで走行するというのがいいだろうという結論になりそうだ。

後者の最後のところで次のように書いた。

よくわからないのは、一定の条件が成り立てばオッズ比を相対リスクの近似として扱うことができるということが、症例対照研究をコーホート研究と同じように扱ってよいということになるのかどうかということである。

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重要な変更

noteの自己紹介のところに自分のブログのURLを入れた。

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April 21, 2023

市長選挙出口調査結果を対応分析で再分析

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北九州市長選挙出口調査の年代別得票率を対応分析によって再分析」というタイトルで「論文もどき」をnoteに書くことができた。自分で調査をおこなったわけではない。公表されている出口調査の結果を再分析したものである。出口調査の結果について以下のようなコメントを書いた。

1. 新市長となった武内和久候補が、60歳以上と30歳未満の年齢層で相対的にも絶対的にも得票率が低く不人気であったのはなぜなのだろうか。西日本新聞記事は、武内候補が「30~50代の働く世代の支持を集めた」という解釈をしているが、「働く世代」というとらえ方は的確だろうか。29歳以下でも、60歳以上でも多くの人が働いているわけであるから。落選した津森洋介候補が、30代の年齢層で相対的に得票率が低く不人気であったのはなぜだろうか。

2. 西日本新聞記事によると、「最も力をいれてほしい政策」としてあげられたものを年代別にみると、40・50代では「景気・経済対策」に期待する人の割合が、また、70・80代では「福祉・医療」に期待する人の割合が多かったという。しかし、どの程度の差が年代別にあったのだろうか。

3.「最も力をいれてほしい政策」を年代別に比較するだけでなく、この「期待する政策」と投票行動(どの候補に投票したか)との関連を同じようにグラフで示すことができたはずだ。また、「年齢」、「期待する政策」の2変数を同時に考慮して各候補への投票行動を分析したらどうだったのだろうか。そのような分析がなされれば、以下のような事柄を明らかにすることができたはずであり、候補者への支持に影響を与えた要因が、候補者のイメージ戦略との関連で明確になる可能性がある。

4. 武内和久候補の選挙活動での公約は、「100万都市の復活」と「稼げる街」というものであった。このそれぞれが有権者にどのように受け取られたかは、同候補の年代別得票率にどの程度の影響を与えただろうか。とくに、「福祉・医療」に期待する人の割合が多かったという「70・80代」は、主語が曖昧で意味も不明な「稼げる街」というキャッチフレーズをどう受けとめたのだろうか。このフレーズによって、もしも、例えば、高齢者が生活費の高騰を危惧することなどがあった場合、60歳以上の年齢層において同候補の得票率が低かったことがそのことで説明できる可能性があるだろう。

5. 当選した武内和久候補の場合、「追加公約」として「大胆な子育て支援、今すぐ少子化対策約12億円」というものがあった。この公約は有権者にどのように受け取られ、同候補の年代別得票率にどのように影響を与えたのだろうか。とくに、「教育・子育て」に期待する人の割合が多かったという「10~30代」に対してどの程度の影響を与えたのだろうか。

軸の解釈というのもやってみた。

補足3の「寄与率のグラフ」は、対応分析において各軸を解釈するためのものであるが、妥当な解釈をおこなうことは難しい。第1軸は、列ポイントのグラフから、当選可能性という要因と関係する認識や態度と解釈できるのではないだろうか。列ポイントのグラフで、2名の有力候補の列プロファイルが第1軸の形成に大いに寄与していることが示されていることからそのように考えられる。

有権者は、各候補者の当選可能性に対する予想に影響されずに投票する場合もあれば、そうではなく、当選可能性の高い候補者の中で選択を行う場合もある。第1軸は、この後者の場合の投票行動が反映されているのではないだろうか。

第2軸については、第1軸の解釈とは別次元のものを想像する必要がある。行ポイントのグラフも参照して考えると、当選可能性の認識に左右されずに候補者を選択するという投票行動の次元であろう。列ポイントのグラフでは、2名の有力候補以外の候補の列プロファイルが、また、行ポイントのグラフで、29歳以下の年齢層の行プロファイルが、第2軸の形成に大いに寄与していることからそのように考えられる。


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ChatGPTとDeepL

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昨日私が書いたブログの記事の英訳を英語が母語である人に検討してもらった。どうやらChatGPTの方がDeepLよりも私が日本語で書いた文章の正確な翻訳をしているようであった。

この文章も翻訳させてみた。

ChatGPTの翻訳
I had a native English speaker review the English translation of the blog post I wrote yesterday. It seems that ChatGPT provides more accurate translations of the Japanese text I wrote than DeepL.

DeepLの翻訳
Yesterday I asked someone whose native language is English to review the English translation of a blog post I wrote. It appears that ChatGPT was a more accurate translation of the text I wrote in Japanese than DeepL.

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「昨日私が書いたブログの記事の英訳を」の部分を、DeepLは誤解したようだ。「私が昨日書いたブログの記事の英訳を」とすれば、よかったのかもしれない。ChatGPTの方は、私が書こうと思った内容を正確に理解してくれたようだ。

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April 20, 2023

ブログは母語で書こうと思う。

何となくこのブログを私は私の母語ではない英語で書いていた。そうすることに意義があるような気がしていた。しかし、これからは日本語で書いてみようかと思う。

最近の経験で、DeepLを使えば、日本語から英語へ、英語から日本語へのかなり正確な翻訳ができることがわかった。最近はブラウザーに翻訳の機能が付いていることもある。そういうことから、「読者」のために自分が英作文をする必要はないのではと思い始めた。得意のはずの母語で表現するのがよいと考えた。

Continue reading "ブログは母語で書こうと思う。"

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April 18, 2023

重要な変更

noteのページで匿名をやめてYutaka Motekiとした。

それまでは、「ユタカ 031」であった。

それに合わせて、体裁を考えて、意味のない投稿を削除した。

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April 15, 2023

覚え書き

固有値のことを主慣性と呼ぶ。

svは、特異値であり、それは固有値の平方根である。

主座標値は、標準座標値に特異値をかけて算出できる。

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April 12, 2023

西日本新聞me

西日本新聞meベーシックコースを申し込んだ。

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「稼げる街」で「老人」は何をするか。

新市長が掲げた目標である「稼げる街」は主語が不明である。

「老人」が重視する政策と相反することを無意識に感じ取って彼らが拒否反応を示したのではないかという仮説を思いついた。


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April 01, 2023

町内会総会

町内会総会が10時から12時まで市民センターであった。

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