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July 19, 2023

Twitterで雑誌『世界』(岩波書店)のアカウント(web_sekai)が凍結された。

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『世界』は、全部の記事を読んでいるわけではないが、去年から毎号近所の本屋で買って読んでいる。今出ているのは8月号で、その前の7月号は、ChatGPTの特集であったと思う。『月刊hanada』などは、発行されると棚の前の低い位置に山積みにされるが、『世界』は、上の棚に、1冊だけ表紙を見せる展示方法で2冊か3冊置かれているだけである。私が買おうとしたときに1冊しか残っていないこともあった。その本屋は、私が住んでいる「校区」とは別の校区にある大型複合商業施設の2階にあり——自転車で15分の距離——、山積みの『月刊hanada』がどんな顔の老人たちにどれだけ買われていくのかといつも疑問に思っている。レジに持って行く人を見たことはない。

『世界』8月号

【特集:安倍政治の決算】
 安倍晋三元首相が亡くなってから1年が経つ。
 激しい批判にさらされながらも熱狂的な支持を獲得し、たびかさなる選挙でも勝利し、8年8カ月余という憲政史上最長となる政権を実現した安倍元首相の存在感は、今も大きい。安保法制や異次元の金融緩和をはじめとする安倍政権の政策思想は、岸田政権にも受け継がれ生き残っている。
 しかし、「安定政権」のもとで多くの課題も噴出した。歴史認識をめぐる対立や沖縄の基地問題は安倍政権時代にこそ激化し、縁故主義や政治と宗教をめぐる利権構造は肥大化した。
 また、少子化対策は次世代に積み残され、女性や性的マイノリティの権利をめぐるバックラッシュも起きている。
 在任3188日のあいだに社会の何が変わり、何が変わらなかったのか。長きにわたって日本の舵取りを行なってきた安倍政治を歴史的に位置づけ、重層的に見つめ直す。
(https://www.iwanami.co.jp/book/b630007.html)

下のtweetで凍結のことを知った。Twitter社の関係者(content moderators)は、『世界』という雑誌を読んだことがないのであろうか。『岩波文庫」も「岩波新書」も。そういう人物がどういう風にリクルートされ、どのような職場環境で仕事をしているのだろうか。それとも、もしかしたら、イーロン・マスクのTwitterの日本法人が、content moderationをすべてAIに任せてしまっていて、そのアルゴリズムが、政府を擁護する内容のものだけを正当とするものなのだろうか。ChatGPTの「回答」が社会的問題(例えば自転車用ヘルメットの着用)について頑固に関係当局の見解を押しつけてくることがあるので、ふとそう思った。アルゴリズムではなく、機械学習のトレーニング・データの問題と関係があるかもしれない。

現在も凍結されたまま。岩波書店のアカウントでの連絡。

以下のように「人間が介在すれば凍結されることはないはずだ」という予想が星暁雄氏によって述べられている。

「世界」のアカウント凍結について、ITジャーナリストの星暁雄氏は「伝統ある雑誌に対しておかしなことが起きた。偏った思想を持つ勢力がアカウント凍結を狙い、組織的に通報したとしても、人間が介在すれば凍結されることはないはずだ[太字は引用者]。機械的な処理の過程で見過ごされたのかもしれない」と推し量る。
特集「安倍政治の決算」が原因? 月刊誌「世界」Twitterアカウント凍結で憶測拡散:東京新聞 TOKYO Web )

凍結が解除されたようだが、何の説明もないようだ。

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