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January 20, 2024

Abschiedsfarben

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ベルンハルト・シュリンク『別れの色彩』(松永美穂 訳、新潮社)を読み終えた。 訳者の松永美穂さんは、「別れ」というよりも「老い」がテーマになっていると「訳者あとがき」に書いている。そうだと思う。老人になると自分の人生で経験した色々な別れが思い出されてくるわけだ。

短編が9本あり、それぞれがさまざまな別れを扱っているのだが、テレビの海外ドラマを見ているときのようで、描かれている状況が自分の人生と同じようだと感じるところはあまりない。著者の人生と自分の人生とがかなり違ったものであるためなのであろう。しかし、9篇の小説は自分の人生を振り返るきっかけを与えてくれている。少なくとも、自分が経験したさまざまな別れについて考えてみることを正当化する役割を果たしている。

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January 13, 2024

高齢者講習

きのう自動車学校に行き、2時間の「運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)」を受講し、修了証明書を受け取った。「認知機能検査」は、すでに去年の12月27日に受けている。

講習の中で、動体視力、夜間視力の検査があった。「静止視力」は1.2であったが、動体視力については「やや劣っている」、夜間視力については「ふつう」という結果であった。

自動車学校は自宅から自転車で20分もかからない距離にある。自転車で往復した。

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January 06, 2024

何かを投稿するたびにギャンブルをしているようなものらしい。

ソーシャルメディア・ユーザーは何かを投稿するたびに「ギャンブル」をしているようなものだという——「いいね」(あるいはハートやリツイート)をもらえるか、それとも何のフィードバックもないまま放置されるか。. . . いずれにせよ、結果は予測できない。つまり依存の心理学が示すように、投稿してはチェックするという行為が狂おしいほど魅力的に思えてくる。
カル・ニューポート(池田真紀子 訳)『デジタル・ミニマリスト:スマホに依存しない生き方』(早川書房、2021年)
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この本の中には、「スマホからソーシャルメディアを削除しよう」、「フィーチャーフォンに戻そう」、「自分に手紙を書こう」などの「演習」が記述されている。 いくつかのことは自分でやってみた。 いまでもやっていることはあるし、やめてしまったこともある。 やめてしまったが、最近になって再びやり始めたこともある。

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