政治・文化・経済の3次元

➔Daniel Bell
レッテルや1次元スケールが一人歩きしている。リベラル、中道という言葉は表面的にはわからなくはないが、「中道保守」となると何のことかわからない。たとえば、中道保守と保守とはどこに違いが想定されているのだろうか。
自分のことを言うと、自分は文化的にはかなり保守的だと思うが、平和主義を放棄したり、皇国史観を復活させようとするような「極右」とは違う。政治的には、リベラルのつもり。「文化的には保守主義、政治的には自由主義」という立場が当然あり得る——社会は様々な次元から成り立っているので。
ダニエル・ベルに従えば、他に、少なくとも経済の次元がある。 ベルは、共同体の諸資源が、すべての人の「basic needs」を充足させるために使われなくてはならないと考えることにおいて社会主義者であると自認してきたという。「日本国憲法25条の規定は、国民には生存権があり、国家には生活保障の義務があることを明らかにしている」 (昭和25年10月16日社会保障制度審議会)という考え方と共通するものがある。
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