「反転攻勢」という北九州市の大本営発表
人口は、社会増減と自然増減の関数であり、「人口増加」の趨勢は観察できない。 北九州市推計人口(2025年1月1日現在)は、906,941人で、前年同月よりも7,679人の減少。 (世帯数は、これに対して754世帯の増加。単独世帯の割合が増加しているはず。)
人口吸引競争は、周辺の市町村との関係でもその影響を考えてみるべき。「人口減少社会」という現実を無視した競争は危険。
大本営発表では「反転攻勢で60年ぶりの転入超過」と言うが、図3に見るように、60年間の趨勢というものが観察できる。この2年間の政策の成果という説明はまちがっている。
また、最近の動向はパンデミックと関連している。2022年までの解説では以下のようになっていた。この状況の延長線上に進んできたという解釈をする方が正しいと思う。
「令和4年は新型コロナによる入国制限緩和を受け、外国人の転入が大幅に増加したことで、社会増減がマイナスに転じた昭和40年以降、最もマイナス幅が小さい48人となっている。」
以下の図で図3以外は、地域経済分析システム(RESAS)。図3は、人口の状況について(北九州市)
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