グラフには大きく「子育て世代」と書いてあるが、「子育て世帯」を抽出したデータに基づく「転入超過」が28世帯ということであった。
北九州市政策局政策課によれば、「子育て世帯」の転入超過数は28世帯であるという。
「14歳以下の子どもがいる世帯」が令和6年の1年間に、北九州市に1,440世帯転入し、北九州市から1,412世帯転出し、差引が28世帯である。なお、北九州市が公表している統計表では、令和6年10月1日現在の北九州市の世帯数が439,285世帯であるので、28世帯は、その0.00637%に当たる。
北九州市への転入者に尋ねてみたいことがある。「おいしい給食大作戦!!」のことは知っていましたか? そのことが北九州市に転入するきっかけとなりましたか?
令和6年に市役所がやった試みがグラフで強調されているが、それが効果があったという可能性を信じているということなのだろうか。そして、それを市民にも信じてほしいということなのだろうか。
「子育て世帯」を「14歳以下の子どもがいる世帯」として「抽出」したという説明が図の下にちいさくある。子育て「世代」ではなく子育て「世帯」に焦点を合わせて調べた結果を示しているわけである。
図1では「子育て世代」が改善と書いてあるが、図2では、世代別の「改善」(前年度との比較)が示されている。これを見れば、どの世代も「転入超過」(がプラス)となっているわけではない。
➔「前年度からの社会動態増減」がプラスになっても、社会増減がプラスになっているわけではない。
このグラフでは、20代の社会増減に焦点が向けられている。しかし、北九州市の「大本営発表」では、取りあげられていない。➔Z世代課の成果と思わせようとする北九州市のグラフについて
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