夫婦別姓が「近代的」価値観と矛盾する場合もありうるということになるのではないか。
「選択的」夫婦別姓制度に反対するわけではないが、夫婦別姓が男女の平等を必ずしも前提としていないことも歴史的事実であるということ。夫婦別姓の方が古いからというだけで「天声人語」のようにそれを肯定する根拠とするのはおかしい。夫婦別姓が「近代的」価値観と矛盾する場合もありうるということになるのではないか。戦後の新憲法と民法改正の意義も忘れるべきではない。
"政府の答えは「婦女、人に嫁するも、なお所生の氏を用ゆべき事」。女性は結婚後も以前の姓を名乗るべし、と公式に通知された。いわば夫婦別姓である▼夫婦同姓に改まったのは、その約20年後の明治民法から。"
(天声人語)創られた伝統:朝日新聞
戦後の新憲法と民法改正で、結婚のときに夫婦だけの新しい戸籍が作られるようになったことの意義をもっと重視すべきだと思う。夫婦別姓が、直系制家族のイデオロギーとの親和性において選好されるケースが多いのではないかと推測することもできる。

(写真は、ヘンリー・ムーアの「家族集団」)
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