e. 統計

February 06, 2025

「前年度からの社会動態増減」がプラスになっても、社会増減がプラスになっているわけではない。

「若者世代」と「子育て世代」の社会増減に関する「市長の熱弁」にはトリックがある。「前年からの社会動態増減」という説明に注意しないといけない——この概念自体に問題がある。社会増減の前年との比較であって、転入超過がその各世代において起こっているわけではない。 つまり、2024年度の社会増減(あるいは転入超過)がプラスになってはいない。

Gjgvsz3biaid4s

|

January 18, 2025

Z世代課の成果と思わせようとする北九州市のグラフについて

|

January 09, 2025

北九州市推計人口(2025年1月1日現在)は、906,941人で、前年同月よりも7,679人の減少。

北九州市推計人口(2025年1月1日現在)
906,941人で、前年同月よりも7,679人の減少
(世帯数は、これに対して754世帯の増加。単独世帯の割合が増加しているはず。)

Ggzipbdbqaaat2r_20250109150401

|

January 08, 2025

牽強付会のグラフ

「Z世代課発足」と「Z世代はみ出せコンテスト」が「改善」に貢献したと主張しているように見える牽強付会のグラフ。 「因果関係」を時系列のデータで証明しようとすることの問題点に気づいていないのだろうか? それとも、そんなことはどうでもいいと考えているのか。 学生のレポートだとしたら、0点だ。

図の中の「年々悪化が続く」という説明もおかしい。 その逆なのではないか。突然2024年度に「新しいトレンド」が「Z世代課発足」に伴って出てきたというようには見えない。

グラフの下に小さな字で、「対前年改善数」と書いてある。単年の変化がマイナスからプラスに転じているということであり、「若者」の「転入超過」がプラスに転じたわけではない。

Ggraaisbwaanu_

下のグラフから20代・30代の2023年までの動向がわかる
Screenshot20250104at185708

|

「反転攻勢」という北九州市の大本営発表

Screenshot-20250109-at-72533

人口は、社会増減と自然増減の関数であり、「人口増加」の趨勢は観察できない。 北九州市推計人口(2025年1月1日現在)は、906,941人で、前年同月よりも7,679人の減少。 (世帯数は、これに対して754世帯の増加。単独世帯の割合が増加しているはず。)

人口吸引競争は、周辺の市町村との関係でもその影響を考えてみるべき。「人口減少社会」という現実を無視した競争は危険。

大本営発表では「反転攻勢で60年ぶりの転入超過」と言うが、図3に見るように、60年間の趨勢というものが観察できる。この2年間の政策の成果という説明はまちがっている。 また、最近の動向はパンデミックと関連している。2022年までの解説では以下のようになっていた。この状況の延長線上に進んできたという解釈が正しいと思う。

「令和4年は新型コロナによる入国制限緩和を受け、外国人の転入が大幅に増加したことで、社会増減がマイナスに転じた昭和40年以降、最もマイナス幅が小さい48人となっている。」

以下の図で図3以外は、地域経済分析システム(RESAS)。図3は、人口の状況について(北九州市)

 図1
Ggvgynyacaaoczw

図2
Ggvgynzamaazagy

 

図3
Screenshot20250104at185608

図4
Ggw9s6ibwaayyk5

|

July 12, 2024

支持政党別と年代別の2つのグラフ

Screenshot-20240712-at-152434Screenshot-20240712-at-151859

東京都知事選挙 2024 勝因と敗因

NHKは、7日、有権者の投票行動や政治意識を探るため、出口調査を行いました。調査は都内64の投票所で投票を終えた有権者5646人を対象に行い、62.4%にあたる3522人から回答を得ました。一方、6日までに有権者のおよそ19%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査結果に含まれていません。(NHK首都圏ナビ)

|

June 30, 2024

「門司港地域複合公共施設整備事業」に関するある表とグラフ

Screenshot-20240630-at-103339Screenshot-20240630-at-103353

「令和6年度中に建設に着手すれば、建設工事費は、122.5億円で、維持管理費が年間1.6億円の削減となる。」

参考①は、「遺構を全面保存」し、今から16年後の令和22年度頃に複合公共施設の建設に着手すればという仮定。

参考②は、「遺構の現地一部保存」をおこない今から3年後の令和9年度頃に複合公共施設の建設に着手という仮定。

複合公共施設を建設すれば維持管理費が年間1.6億円の削減になるということであるが、建設工事費の122.5億円をその額で除すると、およそ77年経たないと建設費に見合う額とはならないようだ——もちろん、既存の施設の老朽化の進行による修繕費用等の増加も考慮しなければならないが。

全面保存や一部保存をどのような形でやることを想定しているのかがこの表からだけではわからない。

門司港地域複合公共施設整備事業の今後の進め方について(北九州市、2024年5月29日)

 


公共施設を集めることで、通路が共用されるとかエアコン代が節約できるとかいうメリットを武内市長が強調していた——そのようなことが最も大事なことなのだろうか。利用者から見て、公共施設が門司港地域内に分散していること——つまり「多極分散」——のメリットはないのだろうか。 集約しない方が、特定の公共施設の利用においては便利だと思っている人はいるはずだ。いちどに複数の公共施設を利用するというケースはどの程度あるのだろうか。また、図書館などの公共施設がなくなることによって地域の雰囲気が変わってしまうこともあるのではないだろうか。

|

May 29, 2024

自家用車の利用をやめることを決めてから、去年の4月からの普通預金口座残高のグラフを描いてみた。

Screenshot-20240529-at-105651

あるきっかけがあって自家用車の利用をやめることにした。どの程度の経済的効果があるかに関心をもち、自動車税、自動車保険、車検費用、ガソリン代などを計算してみると、車の購入費用を除いても、自動車を維持するための費用は1月当たり約2万円であった。「Make Your Car a Luxury」という考え方を受け入れることになった。

Evaluate whether you live in a place where a car is a luxury or a necessity. Don't use your car a week and explore all kinds of alternative options to stay mobile.
-- Matthias Hollwich
Most of us need cars to get around. But what if we live in a city where everything is within walking distance? In that case, we can manage our lives withoud depending on our ability to drive. In an ideal scenario we can take care of our daily routine with a twenty-minite walk, and meet friends and neighbors on our way.
-- Matthias Hollwich
https://amazon.co.jp/New-Aging-Smarter-Better-Forever/dp/0143128108

|

May 28, 2024

体重が増えてきているのだろうか?

Tempimageuycagk

 

Screenshot-20240528-at-112652 Screenshot-20240528-at-111536

 

```{r}
weight <- c(75.45,75.55,74.80,74.90,74.95,75.15,75.55,75.65,74.95,74.95,75.95,75.55,75.60,75.15,75.15,75.45,75.40)
d <- 12:28
data <- data.frame(day = d, weight= weight)
```

```{r}
plot(data,type="l")
```

```{r}
result <- lm(weight ~ day, data=data)
plot(weight ~ day, data=data)
abline(result)
```

 

|

May 30, 2023

北九州市、町内会、二次的データ、R言語、その他。

「晩年の作法」という言葉があるのかないのかわからない。しかし、歳を取ると制約が少なくなり自由になる面があるが、体力の衰えや収入の減少などがあるので、何をどうやるかをよく考えなければならないことは事実だ。

最近、北九州市の動向に関心を持っている。これは、調べやすいテーマなので続けていこうと思う。市内であっても、市議会の傍聴などに出かけていくのは面倒なので、新聞2紙に目を通して、新聞記者が捉えた北九州市の動向を把握し、疑問に思うことなどを自分で調べてみようと思う。これが、「北九州市の研究」。

次に、自治体よりももっと草の根レベルの「町内会・自治会」について、周りの人に迷惑がかからないように多少は注意しながら調べて考えてみる。2021年度に町内会の会計をやったので、それで知り得た情報がとても貴重なものだと思っている。最近、「ホテルの部屋数で、町内会費が高くなる?!」という西日本新聞記事を目にして、それに読者としてコメントを書いてみた。色々な意見が私以外にも寄せられていておもしろい。「あな特調査依頼」という欄である。「床屋談義」の場所にもなるのではないだろうか。

次に、「Rによる二次的データの分析」。公表されている様々なデータを分析していく。おそらく、北九州市や福岡県についての統計的データを中心に取りあげていくだろう。RStudioで作成したHTMLファイルは、その一部をRPubsで公開している。

あとは、「情報社会論」、「健康と病気」など。これらは、「北九州市の研究」と結びつけ、統計的データを中心にして調べていけば効率的であろうと考えている。

いつまで続くかはわからない。「成果」は、ココログではなくnote.comの方で公表していく予定である。


|